タグ「デリヘル」が付けられているもの

だれでもみんな、初めは未経験って言うけど、デリヘルの世界に足を踏み入れるのは、相当に覚悟が要りました。プライベートで男性経験がないですし。

私は、梨子と言う名でデリヘル嬢をしていて、いわゆる人気嬢の部類に入っています。こんなことを書くと、「うぬぼれ屋のビッチだろう」って思われるでしょうけど、ぽっちゃり専門店なので、その点は、許してちょうだい。男の人からお金をもらっているという点は、ビッチかもしれないですけど、全然うぬぼれ屋なんかじゃない、3ケタデブですから。

ただ、3ケタデブだからこそ、妙に希少性があるとかで、一部のマニアから支持されるっていうのはあります。これも、「そんなわけないだろう?」っていうツッコミが聞こえてきそうだけど、顔面騎乗で呼吸困難になるのが悶絶するほど感じるっていう変態さんがいたり、たぷたぷすべすべのお肉がたまらないって、ずっと擦って喜んでくれる殿方がいるんですよ。誤解のないように繰り返しますが、そういう変わり者は、世の中に、それほど多くはありませんよ。ニッチ以外の何物でもないのですが、だからこそ、需要と供給がマッチしたとき、私のようなデブが生きていけるんです。

そんな私が、デリヘル店の入店を決意させたいきさつは、別の機会に紹介するとして、さきほど出会った嫌なお客の話をしようと思います。

私の身体を求めて来るお客の特徴として、痩せてる人が圧倒的に多いです。あとは、普通体型のひとばかりで、デブの人から求められることなんてなかったんです。今日のお客以外は。

そのお客は、背が2メーター近くあって、優に150キロを超えてそうな、まさに巨漢。自慢じゃないですけど、私も体重が100キロ超えてます。でも150キロって言ったら痩せた大人なひとり入っているようなものです。しかも、見上げるほどの身長に、「絶対無理!」って思いました。この時初めて、デブって嫌だなって思いました。自分もデブですが、こんなのに覆いかぶさってこられたら、圧死してしまうって。

彼は、私を部屋に招き入れると、シャワーへと誘いました。でも、100キロと150キロです。ラブホテルの普通のバスルームに、ふたりが同時に入れるわけがありません。結局、バスルームには、別々に入りました。彼からは、「シャワーの洗体がない分、サービスしてよ」ってふてぶてしい顔で言われ、ベッドに横なると、ドスンともの凄い音を立てて、ベッドが壊れてしまいました! その音を聞いたフロントが慌てて飛んできて、結局、梨子はベッド代を請求されてしまいました。

これに懲りて、「やっぱり痩せようかな」なんて考えてみますが、痩せて普通のデリヘルで稼げる自信がないと、今もデブで頑張っています。